私は85年産まれなので全くあしたのジョー世代ではありませんが、、心の底からあしたのジョーを愛しています。
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両親があしたのジョー世代だったこともあり、強制的に小学生の時に観せられました。
正直、絵も暗く残酷で途中で観るのを辞めてしまいました。しかし、数年後にWOWOWであしたのジョー2が再放送され、、私はどハマりしました。(旧アニメも全部見ました)
あしたのジョー世代の方々が私たちに教えてくれたように、、私たちも後世に伝えなきゃいけない漫画だと思います。
原作漫画の素晴らしさは置いときまして、、あしたジョー2の評価がイマイチ低いことに納得がいきません。
あしたのジョーが放送されたのは1970年〜1971年で原作に追いついてしまい、カーロス戦が終わるとジョーが旅に出て無理やり終わります。
(旧あしたジョーのカーロス)
そして9年後の1980年に他局であしたのジョー2の放送が開始します。
力石戦の後にジョーが旅出てるという設定になり、ジョーがドヤ街に帰ってくるところから始まります。ジョーはカムバックするも、力石を殺してしまったトラウマでテンプルが殴れなくなってしまいます。
原作や旧アニメだとここでドサ回りまで落ちぶれるのですが、2ではこの物語は省いてます。カーロスの登場によりジョーはテンプルを殴れるようになり復活します。
つまりカーロス戦は旧アニメでも2でも両方描かれてます。
(ベネゼエラの大将!南の大将!)
個人的には旧アニメは力石戦で最終回にするべきだったかと、、そんで2はカーロス戦からやれば綺麗にまとまったと思うんですがね、、
アニメを編集した劇場版の1では力石戦で終わり、2の劇場版ではカーロス戦から始まっていますね、、
この映画も素晴らしい編集力です。しかも1と2では放送局が違うのに見事に完成させてます。
あしたのジョーを観たことない人は映画版から観るのも良いかもしれませんね。
しかし、あしたのジョー世代(50歳〜60歳)に2の話をしてもイマイチ反応が悪いのです、、あしたのジョーといえば、少年院、力石の減量の話しか出てきません。
上司とカラオケに行ったさいに2の主題歌「果てしなき闇の行方に」を歌っても「ジョーの曲だ!!」と盛り上がりません。
Sigla di chiusura Rocky Joe 2 - Hateshinaki Yami no Kanata ni (果てしなき闇の彼方に)
(因み私はおぼたけしバージョンが好きです)
あしたのジョーといえば尾藤イサオが歌う「あしたのジョー」らしいです
旧アニメから9年も経過していることから旧アニメ世代の方々は働き始めアニメは見なくなったというのが最大の理由かと考えます。
両親もカーロス戦以降は漫画で読んだだけで、2の放送を見せてもイマイチは反応だったのが印象的でした。
当時はアニメ漫画=子供のツールでした。今のように大人もアニメや漫画を観るという時代ではなかったらしいです。
だから旧アニメ世代の人に2の話をしてもイマイチな反応なのですね。
だったらドストライクで2世代の人はどこにいるのかしら?(40歳〜50歳?)
2は旧アニメとは全く違います。旧アニメはもちろん面白いです。
ただ私はあしたのジョー2の方が遥かに好きです。
2の放送時期には原作も終了しジョーが死ぬことを分かった上で視聴者は観ています。
ジョーの行動一つ一つに哀愁があり愛おしく思えます。
登場人物も旧アニメに比べて人間臭くて面白いです。
旧アニメ派の人からしたら原作に忠実じゃない、、綺麗になりすぎ、脚色がありすぎると言う意見があります。
しかし2から観た私からしたらその脚色が最高なのです。
ウルフ金串がジョーからお金を借りてバックレるのですが、世界戦の前日にお金を返しにくるシーンなんてもう、、号泣です
ジョーは言います。大事な試合の前日にはいつも寝れない、、ウルフ、お前の時もそうだったと、、
ジョーに顎を砕かれて現役を引退したウルフはヤクザになり下がりますが、ジョーのこの言葉は本当に嬉しかったはずです。
この新聞記者の須賀さんも2ではいい味を出してます。原作には登場しません。
ゴロマキ権藤なんてイケメンですからね。所々でジョーに喧嘩を売り助言を残してくれる最高なキャラですね。
ホセ戦当日、喫茶店に少年院時代の仲間が集まり昔話をするシーンが最高に泣けます。
ゲリラ 青山君 ガイコツを登場させる演出が最高です。できればジョーと絡ませてあげたかった、、旧アニメでジョーが出所する時に砂を投げ合うシーンも泣けますね
そして我らがマンモス西ですよ
(旧アニメ)
(2のマンモス西)イケメンになりすぎだろ!!!
マンモス西のように大きくて寛大な男になりたいと私は思います。
遥か昔に、ジョーの口に雑巾をぶち込んでボコボコにしてた男がジョーの親友となりセコンドでジョーの最期を見届けるんですよ、、、マジで男のロマン、、
白木葉子の壮絶な片思い、ジョーに対する想い、2を数年ぶりに見返しているのですが、白木葉子の立場になり見てみると本当に切ない気持ちになりますね。葉子がいなかったらジョーは力石ともホセとも対戦できていないはず。
一番好きなシーンです。おっちゃんとジョーとの親子のような関係も2では丁寧に優しく描かれています。
そんな感じで全く説明にはなってませんが、、原作や旧アニメを愛してる人が2を批判するのは良くわかりますが、ジョー世代ではなく、2から観た私たちからしたら、2こそがあしたのジョーだと言いたいです。2のクオリティーで1からリメイクしてほしいくらいです。
あしたのジョー世代の人には孫がいるでしょう、最近では昔のアニメを特集する番組を減ってきました。ジョーを知らない世代が増えてきています。
この漫画は永遠に語り継いでいかなければならない物語だと考えています。
3日前に2を見返して今からホセ戦が始まります。怖くて見れません。
私も真っ白い灰になってしまいそうで怖いです。
これが終わったら旧アニメも見返して観ようと思います。
それで、、、このブログは誰に向けて発信してるんだよ、、w
子供の時のジョー可愛い!!
あえて言おう、あしたのジョーを見てない奴はカスだと、、