BABY Peace Markを送るぜ この素晴らしい世界へ

長い目で見たら、努力しても、しなくても一緒。

change the world

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夜中に起きてしまって、、そして今眠い、、

ジメジメ感でチンコが蒸れる、、、

 

あれは、中2の何かの遠足だった、、明らかにヤリマンのバスガイドが、適当な挨拶。ネタに尽きたのか、目的地までカラオケをすることになった。

 

中2だぜ!マジだりぃー!昨日寝てない自慢をする年齢だ、当然誰も歌わない。

 

その時、一人の生徒がレベッカのフレンズを歌いだした。もちろんレベッカ世代ではないが、当時、リップスティックというドラマが流行っていて、今の時代では絶対に放送できない内容のドラマだった。脚本が野島伸司だから当然だが、あの時のドラマはレイプにセックスに暴力に凄かったと思う。

 

話は戻るが、、

 

その生徒は、友達も全くいなく、いつも一人でいる女子だった。太っていて、休み時間にはいつも、蛇口で大量に水を飲んでいた。

 

名前も忘れた、、イジメの標的になるほど目立ってもなく、とにかく休み時間に大量に水を飲んでいた。

 

ざわつく車内、、不良グループの女子たちがクスクスと笑いだす。当時はコテコテのギャル世代、、ブスなくせに濃い化粧をしてればブスでも偉そうにできた時代だ。

 

一時期はNHKで特集されるくらい荒れてた学校だったが、俺の学年は奇跡的に真面目な学年だった。

 

とにかく車内は変な空気になった、、その子の歌が上手かったらネタになったと思うけど、決して上手くはなかった。

 

担任の先生ですら、どう反応していいのか分からない感じだった。

 

となりの同級生は、早くおわらねーかな!ブスの歌なんてききたくねーよ!と囁いた。

 

俺は、、はっはっはっ、、と笑って適当に返事した。

 

あの子はなぜあのタイミングでレベッカを歌ったのかな、、今なら分かる気がする。

 

友達もいない、冴えない、青春をぶち壊そうと思ったんだろ、、狭いクラスが世界だ、、ガキの世界は狭い。40人もいないクラスの中で弾かれれば、イコール、アウト、、全てが否定されることになる。大人になれば世界は広がるに、、ガキのときは学校が世界になる。

 

あの空間で歌うのはきっと勇気がいるだろう。並大抵のことじゃない。相当な覚悟で自分を変えたくて、友達がほしくて歌ったのだろう。

 

だけど、歌い終わった車内はもっと変な空気になり、拍手もなく、、そのまま目的地についた。

 

誰もその子に話しかけない、ずっとその子は一人で遠足をこなしてな、、一人で遠足なんて作業と同じだ、、遠足という作業をこなしてた。

 

今の俺なら絶対に、その子に言える。

 

お前スゲーなあの空気でよく歌ったな!そんで歌下手だな。でもお前スゲーよ!って言ってやれるのに、、当時の俺はヘラヘラとしてた。

 

いや、話しかけたかったけど、周りの目が怖くて何も言えなかった、、

 

当時の俺は喧嘩早くていつも喧嘩してた。男気のある不良でもなく、ただムカくことがあればすぐ手が出てた。そんな奴、当然、卒業すれば捨てられる。誰とも連絡とってない。

 

同窓会とかあるの?呼ばれるワケもねー。過去の武勇伝を語るほどカッコいい思い出もなく、

ただ、喧嘩早くて嫌われてた。連んでたグループはビビって俺と連んでただけだろう。

 

不良の後輩から、他校と喧嘩に行くので来てくれと言われたことがある。当然、俺はいかなかった。そこで率先して不良になれば、俺の交友関係も変わっていたと思う。

 

つまり俺は不良にもなれない、ただ喧嘩早い最低な野郎だった。

 

喧嘩が強かった自慢をしたいわけじゃない。ワル自慢をしたいワケじゃない、とにかく中途半端だった。今と変わらないな、、それにワルでもなかった。

 

だから、その子がレベッカを歌ったことが今でもスゴイと思うし、、たまに思い出す。

 

その子にとっての世界は変わらなかった、、世界を変えてやろうと思って立ち上がったが、その子の世界は何も変わらなかった、、

 

結局、その子は卒業まで友達もいなく、歌ったことでイジメにも発展しなく、、ただ毎日、水道水をがぶ飲みしてた、、

 

 

中3の時にBLANKEY JET CITYが解散して、放送委員をを説得して、last danceの赤いタンバリンを給食の時間に流したことがある。

 

俺もそのころ世界が変わると思った。ヒップホップ全盛期の時代に俺は学校でBLANKEY JET CITYを流したんだ、、これはもう、、世界が変わるどころか、世界が崩壊するかと期待してた。

 

たけど、、皆んなおしゃべりに夢中で誰も聴いてなかった、、世界は何も変わらなかった。

 

20世紀少年でも似たような話があるよね。ケンジが学校でT.レックスのセンチュリーボーイをレコードで流すけど、何も変わらなかったと、、、まさにそれ、、

 

なんか悲しくなってきたな、、俺の人生って何も残らない人生だわ、、思い出も、人間も、金も愛する人も、、残ってないね。

 

その子がレベッカを歌ったように、、俺もまた世界を自分を変えられるだろうか、、

 

無理だな。人はそんなに変わらない、、

 

 

でも、俺はロックで世界が変わるって未だに信じてる。ロックで戦争も無くなるって本気で思ってる。

 

あの子何してるのかな、、ブスでデブだから当然モテないよな、、結婚できてるのかな、、生きてればいいよね。