BABY Peace Markを送るぜ この素晴らしい世界へ

長い目で見たら、努力しても、しなくても一緒。

ヒップホップなんて大嫌い

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※この記事に出てくる地下アイドルは特定のグループを表すものではございません

 

俺のブログもツイートも全部創作物です。フィクションです。

 

今日こそ死んでやる。床に落ちてるシケモクに火をつける。ベランダに向かう、、

 

ストロングゼロの空き缶に足を滑らせ床に頭をぶつける深夜26時、、シコこってから死ぬか?

 

Twitterの通知がなる。あっ!推しの〇〇ちゃんがイイネくれた!やっぱり生きよう!

 

はっ?どうせ彼氏のチンコ舐めながらファンのツイート見て、キモいキモいと笑いながらイイネ押してるんだろ?

 

そのイイネという承認欲求を貰うため俺たちオタクは金を払ってるわけだ、、、

 

いや、もちろん楽曲やパフォーマンスも好きだけどね、、

 

全く地下アイドル文化って不思議だよな、、

 

昼のライブなんて絶対に彼氏と朝セックスしてから来てるよね!なんなら顔射された精子で髪の毛セットしてるぞ!

 

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このネタ分からない人は!".メリーに首ったけ"

って映画みてね!面白いよ

 

地下アイドルの休業なんてどうせ中絶でしょ?

 

それでもアイドルが大好きです。

 

チンコをこねくり回しながらTwitterを見る。

 

あすすめのTLに見覚えのある名前が出てきた。

 

高校の同期だ一気に思い出が蘇る

 

彼(以下Gとする)はラッパーを目指していた。2000年代と言えば今よりもラップが流行っていたのかな?

 

とにかくクラスではラップが流行っていた。

 

エミネム全盛期ですよ

 

Hi-STANDARD活動休止、BLANKEY JET CITY解散、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT解散、ナンバーガール解散

 

日本のロックの終わりの始まりだった。

 

洋楽はまだ勢いあったよ!

 

おっと、語り出したらキリがないからやめておく、

 

そんなワケで俺はクラスで1人寂しくBLANKEY JET CITYSADSを聴いていた。

 

まあー身体デカいし空手やってたからイジメられることはなかったけど、今思えばつまらい毎日だったな、バンドはやってたけど所詮コピーバンドだし、くだらねー毎日だなーっていつも思ってた。

 

入学前のオリエンテーションの日に俺の態度がデカくて、Gは俺をいつかボコそうとしてたらし、、

 

そのオリエンテーションの帰りにGの母親が俺の母ちゃんに話しかけて、世間話をしたんだ。

 

よろしくねー!みたいな感じで、、

 

俺もGに挨拶するじゃん?向こうは俺をボコそうとしてたなんて知らないじゃん?

 

Gも親の前で俺を殴るなんてできないじゃん?

 

この日がきっかけで俺たちは入学前から顔見知りになった。

 

俺はそんなに態度悪かったかな?オリエンテーションの時に、後ろの席にいたオタクふうの奴に、".マンコ舐めたことある??"って茶化したのは覚えてる。

 

俺が調子に乗ったヤンキーに見えたらしい、、

 

腰パンが原因だな、、

 

Gとはクラスは違がかったけど帰る方向が同じだったので、よく一緒に帰った。

 

Gはリーダー的存在でクラスの奴をゾロゾロと引き連れていた、そいつらとも俺は軽い顔見知りになって楽しかった。

 

クラスは違うから一切絡まない、Gのクラスに行くほど仲良くもない、下校の時だけ話す関係、、

 

Gってゴリゴリのヤンキーだったみたいで、当時からラップをやっていて、クラブに入り浸っていたらしい、つまり俺をボコす計画も本気だったとか、、Gの母ちゃんあの時話しかけてくれてありがとう!!

 

the B boyよ!IWGPの感じ!

 

俺は当時全くそんなこと知らなくてさ

 

Gにグイグイ絡んでさ、童貞捨てた時に手マンした指を洗わないで学校に行って、Gの鼻に指を突っ込んで、、、

 

彼女のマンコの匂い!!羨ましいだろ??

って自慢しましたね

 

Gはバイト頑張ってたから、金もよく貸してくれた。

 

spitzのライブ行くから3万かしてくれ!

 

何で3万もするの? えっ?ダフ屋で買うから、さぁーATMへ行こう!!

 

そういえば、あと1万まだ返してないよね、、

 

G軍団とはよくカラオケに行った。

 

皆んなラップばかり歌うのよ!俺はヒップホップが大嫌いでさ苦痛だったよ!

 

1人で黒夢歌って引かれるし、今思えば何で連んでたんだろう?

 

そんなもんで2000年代のラッパーには強制的に詳しくなりましたよね

 

G軍団は俺がヒップホップが嫌いなのを知っていて、あえてラップを無理矢理聴かせてきたのよね

 

俺は地元のメンツとコピーバンドをやっていてたまに、横浜でライブをやっていたんだ。

 

G軍団は誘ったら必ず来てくれたんだよね

 

ロックなんて興味ねーよ!糞ダサい!つまらねー!って言いながら、それでも見にきてくれてた。

 

ステージから見たG軍団のつまらなそうな顔、全員Bボーイ、浮いてたな!

 

G軍団からはロックをよく貶されてネタにされてたたけど、居心地は悪くなかったんだよね

 

お互いで貶し合うのって若い時は楽しいじゃん??あのノリって懐かしいよね、、

 

今ってさSNSで同じ趣味の人、同じ価値観の人だけと繋がれてとても楽しいけどね。

 

お互いの趣味やアイデンティティを貶しあっても成立する関係ってまずないよね、、

 

徐々に俺もバンドでオリジナル曲を作って、糞恥ずかしいけど、音楽で飯が食いたいな!なんてアホなこと思い始めてきた

 

Gも本格的にラップ活動?を始めてクラブによく誘われるようになった。

 

まあー居心地悪くてねー!G軍団もライブに来てくれたからね、俺も頻繁にクラブには行きましたよ、、お互いノルマがあるからね

 

お前のライブにも行くから、お前もクラブに来い!って感じよ、、

 

お互いストレスでしかないのにそんな関係が成立するって、同級生であり友達だからなんだよね。

 

今思えば、エロいBガールがたくさんいたからもっと楽しめば良かったな、、

 

中年なった今は金を払わないと若い子と話せないからな、、

 

20万円のネックレスを買いたいから付き合ってくれてと頼まれてさ、当時はB系のアパレルショップが横浜にたくさんあって、よく行きましたよ

 

17歳のガキが20万出して震えながらネックレスを買ってたよね。

 

おい!こんな糞ダサいネックレスに20万も出してんじゃねーよ!G早まるな!!って止めたんだけどね、、  

 

いや、お前のウォレットチェーンも糞ダサいだろ?って言い返された、確かに、、ダサいよね

 

Gは人気者だったからクラブはいつも超満員だった。高校生にして主催イベントまでしてた

 

動員を確保するために苦労してるのを横でみてた。

 

俺のバンドは俺以外のメンバーが超イケメンだったから、集客には困らなかった。

 

G軍団とはすごく仲良かったワケでは決してないんだ。

 

たまーに連むくらいの関係、、

 

ただお互い音楽が好きなのは認め合ってた

 

俺が彼女にフラれてショックで飲み食いができない時期が続き、短期間で7キロも痩せたとき

 

Gは俺のクラスまで来てくれて

 

〇〇よ恋ってなドラッグよりも手を出したらダメなんだよ!元気だせと言ってくれた。

 

俺は泣きながら言ったんだ、、

 

"BRAHMAN"のライブ行きたいから3万貸してくれない?

 

えっ?何で3万? 物販買い占めたいからだよ

 

Gは貸してくれたよね、、多分俺は返してないけど、、

 

もちろん俺にも同じクラスのグループはあった、、卒業式の日に打ち上げをしようと誘われたけど

 

なぜか俺はG軍団を選んだ。

 

Gはカラオケでケツメイシの"トモダチ"歌った。

 

けっ!良くいうぜ!ずっと友達なワケねーだろ!いうほど一緒にツルんでねーよって冷めた感じだった。

 

今思うと、俺はG軍団に入りたかったんだと思う、、でもクラスも違うし趣味も合わないからカッコつけてた、軍団に入ってリーダーのGにペコペコするのが嫌だった。対等でいたかった。

 

誘われても、いかねーよ!バーカ!なんて言ってた。本当は誘ってくれるのが凄く嬉しかった。

 

趣味も違うのにGといるのが心地よかった。

 

俺の家は酒に寛大だったから、卒業式の次の日に俺の家で飲み会をした。

 

〇〇!!俺とお前は音楽の趣味は全く違う、けどな俺は必ずラッパーで頂点に立つ!

 

だからお前もバンドを頑張れ!それでいつか、

ロックvsヒップホップみたいな感じでイベントやろうぜ!

 

バチバチに音楽で喧嘩しようぜ!

 

Gは俺の肩を強く叩いた、、

 

うるせーよ!そんなに上手く行くかよ!って言ったけど、内心凄く嬉しかった。

 

それから数年はお互いのライブやイベントに顔を出した。

 

そして、俺のバンドは解散した。

 

それから俺は自分に才能とテクニックがないことを悟り、バンドを組むことはなかった。、

 

それからGとは疎遠になっていた。

 

特に何があったワケでもなく、自然と徐々に連絡をとらなくなった。

 

社会人になったある日街で偶然G軍団の1人と会った。

 

"お前さ、Gと連絡とってるの?

 

全然、全くだよ、、誰とも連絡とってない!

 

えっ?お前らすげー仲良かったじゃん?どうして??喧嘩したの??

 

いや、自然と会わなくなったかな、、、"

 

その日俺は思い切ってGに連絡した

 

"おい!〇〇と会ったけど久しぶりに皆んなで会わない?"

 

"Gは素っ気ない文章で、〇〇(俺)がセッティングしてよ、、俺も連絡とってないんだよね"

 

ショックだった。本当は憧れてたG軍団はとっくに解散していたんだ

 

俺もG軍団に入りたかったのに、、確かに全員の連絡先は知ってるけど、何で部外者の俺が集合をかけるんだよ?

 

それから16年以上Gとは連絡とっていない

 

何が悲しいって別に喧嘩したわけでも何でもないのに、理由なく疎遠になったことが1番悲しかった。

 

高校生から38歳になった今、Gのツイートを見た、、まだGはラッパーを続けていた。

 

定期的にイベントを開催していた。告知を頑張ってツイートしていた

 

イベントの画像や動画がアップされてた。

 

お世辞にも人気があるようには見えなかった。

 

客もスカスカだしthe身内ノリに見えた。

 

学生の時のほうが客呼べるんだよね、、

 

そしてG軍団の連中もその画像にはいなかった。

 

でもGは続けていた、16年たった今もラッパーをやっているだよ!オリジナル曲で勝負してるんだよ

 

当時から素人の俺でも分かるくらいスキルはあったと思う

 

まさかまだ続けてるなんて思わなかった。

 

当時、ブチギレられるまで俺が貶したMCネームで活動していた。本当に糞ダサい名前なんだよ、、w

 

分からないよ、これでGが超成功してたら俺は素直に喜べなかったかもしれない、嫉妬してたと思う

 

ただGは16年前と全く変わってなかった。

 

負けたよ、、お前は本当のラッパーだよ

 

あー嫉妬だよ同期の嫉妬だよ、俺はお前に連絡なんてしねーよ!

 

死んでもお前に"久しぶり、今度飲まない?"なんて連絡しねーよ!

 

16年近く俺のこと忘れてた奴なんかに連絡なんてしねーよ、、糞が!!

 

つーかお前、俺より太ったな!

 

正に2000年代のラッパーじゃねーか?体型だけは立派だな!

 

お前のせいでヒップホップに詳しくなったじゃねーか! 今のヒップホップ業界どう思ってるんだよ??あーーん??

 

色々語りたいな、、、会いたいな

 

ダサい言い方するけど、尖ってロックしか認めなかった俺は、地下アイドルのオタクをしてるよ

 

地下アイドルからのイイネをもらうことに一喜一憂してますよ、ゴリゴリのオタクをしてますよ

 

笑ってくれよ!またあの日みたいに貶してくれよ!俺をイジってくれよ!

 

ギターなんてもう埃かぶってるよ!

 

今でもヒップホップは大嫌いだぜ!

 

知らねーよ!お前なんて一生売れないよ!

 

身内ノリでワイワイやってろよ!糞だせーな!

 

ただ、素直に好きなことを貫いてるお前が羨ましいよ

 

今更会ったところで気まずいだけだよな  

 

きっとお前は俺のことなんて忘れてるだろうよ

 

まあー頑張れよ!!

 

お前、俺より太ってるからマジで病気には気をつけろ!

 

死んだらあの世でまたカラオケ行こうぜ

 

あっ!歌はお前より俺のほうが上手いからな!