罪や希望と交換に僕は新しい傘を買う、、
盗まれる、、
タクシーが凄い行列、、だけどこんな雨も悪くない。
アンタ!!傘また持っていくの忘れたでしょ!!
夜、雨ふるよ!駅まで迎えにいくね。
いいよ。風邪ひくからさ!!その頃にはきっと雨は止んでるよ。
改札で俺を待つ君、、、
見惚れてた、、多分きっと、世界中の誰よりも君は綺麗なんだろうなって、本当にそう思えたよ
お帰り!!お仕事、お疲れ様
ただいま、、
雨、止まなかったね。
せやろ!ミツの言うことは、いつも間違ってて、ウチの言うことが、いつも正しいんやで!分かった??
そうだね、、ありがとうね。帰ろうか!
うん。スーパー寄っていい??
何買うの?今日のご飯は何ですか?
ピーマンの肉詰めでーーす!ミツの大嫌いなーー!!
マジかよ!何でそんな意地悪するの??何でいつも俺の嫌いなもん出すの?
でも、だって、だから!禁止やで!!黙って食え!豚!!
はいはい。
はいは、一回!しばくで!!
やれやれ、、
スーパーで買い物しあと、帰り道にある、神社でお参りをした。
昔から、手を合わせてるフリをして、隣の人を見るのが好きだった。
別に何も信じてないけど、何かに想いを馳せて、祈りを捧げてる姿は美しい、
例外なく君は綺麗だった。手を合わせたまま、目を開けて、君をみてた。
こんな日がずっと続けばいいのになって、、
その時は神か仏か、マリアが、マンソンか、ベンジーに祈った、、
でも、二人はその時には知っていた。
もう、気持ちがなくて、違う未来を見てることに、、別れることを知っていたなんとなく、、
どんなに、祈っても、、土下座しても、君への気持ちはもうないし、君の気持ちがないことを知ってた。
その時、想い出した、、
俺たちまだ、付き合ってないのに、相合い傘してるよ?何で?
えっ?ウチが傘さすの怠いからやで!ほら、ちゃんとさして、アンタは濡れてもいいの!
ねぇー!そのGジャンええな!!脱いで!寒いから着るわ!
えっ?いいけどさ、、はい!
うわっ!ミツの匂いする!きも!!
じゃあー返せよ!!もう知らん。
嘘だよ!ミツ!!!ほら!いくよ!!
アンタ、ウチのこと好きやろ?、
えっ??まあーね、、
気持ち悪っー!気持ちわるっ!ミツのくせに、ウチが好きなんて、100年早いわ!
もういいよ!
あー!泣いてる!みっちゃんどーしたの??おいでホラ!!
そんなことを思い出してたよ。
あの頃に戻りたいと思ってたよ。強く祈ったよ。手を合わせる君を見ながら強く祈ったよ。
でも二人の気持ちはとっくに終わっていた。
今はもう戻りたいとも思わないよ。
ただ、こんな雨の日だったね。
ミツ、、、
何??
なんでもなーーい!アホーーー!!!
少し俺の前を歩き、振り返って、笑う。
雨に濡れるよ???
こんな日もいいね。思い出が拙い誤字まみれの形になったから。