銀杏BOYZの新譜が発売された。
6年ぶりだよ!えっ??もうあれなら6年経つの?早くない??9年ぶりに銀杏BOYZが新譜出すぞーー!青春が返ってくるぞ!!って言ってから6年経つの???
まだ聴けないんだ。ちゃんと聴き込めない、、正直、6年前に出た、『光のなかに立っていてね』も咀嚼できないまま、俺は30代半ば
俺は誰が何て言おうがゴリゴリの青春パンク世代だよ。
まあー暇なら↓の記事も読んでよ。青春パンクについて書いた記事よ
オナニーマシーン イノマーお疲れ様でした。 - BABY Peace Markを送るぜ この素晴らしい世界へ
こんなにも捻くれてる俺でも青春パンクにはハマった。というより、GOING STEADYと銀杏BOYZだけ聴いてたな、青春パンクは、、
あとは何か苦手だった。当然175R世代だけど、無理だった。モンパチとかもダメだった。
少し前のHi-STANDARDなんてもっとだめだった。ようは、流行ってる音楽が嫌いな残念は学生だったのよ。
だけど、友達の家でGOING STEADYのライブDVDを見たんだ
こんなにも、泥臭いのか??青春ってこれだ!!それまで、BLANKEY JET CITYやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのような、お洒落でクールなロックが好きだった、俺には衝撃的だった。
これだ!これだと思った。ライブは怪我してナンボだ!演奏なんてどうでもいい、ハートだ!
もちろん銀杏BOYZのライブも通ってた。峯田とライブハウスの前で雑談したこともある。
峯田さん、おれ、ミュージシャンになりたいんだ。あと彼女に浮気されて援交されてたんです。
何であんなこと言ったのかな。
僕はミュージシャンじゃないよ。それに可愛い子は皆んな援交してるし浮気してるよ。それは悪いことじゃないんだ。いちいち凹んでたらだめですよ
18歳の時かな?横須賀かぼちゃ屋っていうライブハウスの前だった。
その時の峯田は上半身裸で、ライブでできた大きな傷が背中にあった。パックリと割れてて血が出ていた。
これが、パンクなんだと俺は思った。
当時はガラケーでさブログなんて無機質なデザインだったよな。峯田のブログ何回も何回も読み返した。書籍化され、過激な表現がカットされてたよね。
これだよね??2010年?もっと前だよね?文庫化されたからか
バイト先のリア充どもの合コンでさ、童貞ソーヤング熱唱して、二度と誰も誘ってくれなくなったな。でもあの時なぜか俺は勝った気がしたし、アメリカに戦争をしかけてやった気持ちなったよね。
いつまでも、いつまでも僕は恋してたいんだ!って恥ずかしげもなくライブでいう峯田が好きだった。
前作をまともに聴いてなくてさ、6年前、29歳か、、結婚を翌年に控えて、俺はCDやレコードの整理をしていた、たくさん売ったよ。壁一面にあるCDが数枚しかないんだ。
30歳前にして変わらないと!って思ってさ、とても切なかった。青春が終わる音が聞こえたよね。
そんな時に出た9年振りの銀杏BOYZの新譜ですよ。もちろん買ったよ
整理された部屋で胸がドキドキしていた。またあの青春が返ってくる。何か夢中になっていたあの日が、、そして俺は恋をして結婚するんだ。俺も大人になったな、、なんて思いながら、新譜を聴いた。
批判じゃないよ、、全く何も感じないんだ。
これじゃない、コレでもない?
おい、峯田どうした??えっ?違うだろ?
スキップボタンを押し続けていたらいつの間にか終わっていた。
その時俺は気づいたよ、、変わったのは峯田じゃなくて、、俺なんだってね、、
もう青春パンクを聴いてもドキドキしない大人になってしまったんだ。
悲しかった、、とてもとても悲しかった。
子供の時遊んでいた玩具や見ていたアニメに漫画が、ある日突然面白くなってしまったあの感覚に似ている。
魔法は消えた、、、夢見る魔法、、誰かを想う魔法は消えた、、
なあー峯田!!雨上がりの屋上なんてなかったんだよ!!俺たちは屋上にいく扉の鍵を壊す勇気すら無かったんだよ。
あの時は良かったなんて、、思い出補正だよね。何もなかった。青春なんてただ、つまらなくて何もなくて、同じ日がずっと繰り返されていた。
大好きなあの子がサッカー部のイケメンとセックスして喘いでるのを想像してオナニーするしかなかった。
あの時のイライラと何とも言えない希望、、、
6年前に俺は悟った、、あの最低で糞みてぇーで、糞暇でなんの実りもねぇーだけど輝いてた、あの頃には2度と戻れないと、、
俺はポッカリと穴が空いたまま30歳になって結婚して、数年後離婚した。
今こんな状態になって、今度は生活費のために、税金払うために、薬代のために、CDを売ろうと整理している。
そんな時、、銀杏BOYZが6年ぶりに新譜をだした。
時代はサブスクですよ。ダウンロードしてさ、、一曲も聴いてない、、
怖いんだ。あの時の熱くて冷めた感情が蘇るのが怖い、、もう戻れないとあの頃を想いフケるのが怖い、、
もっと怖いのは、、何も感じないことが1番怖い、、、
やっぱり銀杏BOYZ、GOING STEADYはすげーよ!人をここまでにさせるんだもん。
全曲、イントロ聴いただけで、当時を思い出して涙でるよね。そんなバンド中々ないよね。
君の首を締めていたよ、、君の首を締めていたよ、、、君は殺してという、、君はいつかの僕だったんだ。
当時、彼女に浮気されてこの曲ばかり聴いてたな、、
こんなにも痛々しくて絶望的な恋が俺にまたできるかな、、
もうわけわかんねーよ。
もうあの頃には戻れないんだよ。
そうだ、峯田!!俺もずっと恋していたいんだ。
メンヘラ中年の青春は続く!
あー死にたい、、、
だけど、俺はまだパンクロックで世界は変わると信じている。
この記事キモいな!いや、いつもキモいか!
次、銀杏BOYZが新譜出す時、俺は何をしてるのかな?いつか全てを咀嚼して聴けたらいいのにな、、